なぜビジネスにとってアートが重要か

なぜ今、アートであり、美学なのでしょうか? 特に、なぜビジネスにとって必要なのでしょうか? 結論から言うと、資本主義における価値の源泉が、資本主義の中心原理である「道具的合理性」を中断する動きに移っているということです。アートはこのような意味のシステムを中断し攪乱します...

Read More

イノベーションとは欲望を深めること

先日の、持続可能性のためのデザインの記事に関していくつか質問を受けたので説明したいと思います。欲望を増幅させることがなぜ社会批判となり、持続可能性のためのデザインの根幹となるのかという点です。この点が完全には明確になっていませんでした。企業は欲望を増幅させ利益を上げるべきなのです...

Read More

持続可能性のためのデザイン

京都クリエイティブ・アッサンブラージュを進める中で、持続可能性について聞かれることが多くなってきました。第二部をご担当いただいている京都工芸繊維大学の水野大二郎先生は、人新世におけるデザイン、サーキュラーデザイン、スペキュラティブ・デザインなどを推進されていますが、私が書いてきたこと(つまりエステティック・ストラテジー)とどのように整合するのかが見えにくかっ...

Read More

私たちのアプローチ - エステティック

京都クリエイティブ・アッサンブラージュの第一期が終了しました。もう一度、私たちのアプローチを説明したいと思います。このアプローチは、これまで「文化のデザイン」、「歴史をつくるデザイン」などと呼んできましたが、やはり全く響かないので「エステティック・ストラテジー」という名前にしてみました。エステティック・ストラテジーは、これまでおよそ8年間やってきた私の研究成果の名称で、京都クリエイティブ・アッサンブラージュの考え方の土台になっているものです。

Read More

ダイアログ:クィアでないクィア生活 –新しい世界観をつくる方法–

LGBTQの人々が社会において自らの居場所を作り出すために、どのような表現が可能だろうか。レズビアンやゲイなど自らのカテゴリーをもとに対等な関係を求めるアイデンティティに関する政治は、分断がさらに強固になる社会において行き詰まりを見せているので はないか。「フツー」の生活プロジェクトは、レズビアンやゲイの生活を、素人である「フツー」の人々が、マンガという「フツー」の媒体で、奇妙なもの (クィア) ではない「フツー」なものとして表現していく。それは、社会から...

Read More

ダイアログ:描くことと創ること –ことばからの広告史–

「広告をつくる」という言葉の多くは、モチーフとなる商品をメディアというカンヴァスに上手に描くことを意味している。一方で広告は描写を装った創造であることも多い。男性用便器をひっくり返して「Fontaine」と名付けるとアートになったように、美しいフォルクスワーゲンビートルの写真に「Lemon.」と言葉を添えると不良品になる。ファベーラの街の壁をペインティングすることでスラムの街が再生 されたように、制汗剤のシーブリーズのキャップを交換して使い切ると二人の願い が叶う。世界最初の広告は...

Read More

ダイアログ:アート誕生以前のアート -前近代のアートの現場-

アートがビジネスの場でも注目を集めている。アートというと、 私たちは天才が社会から離れて思索して制作している近代のイメー ジに囚われている。15- 17世紀の前近代のアートに立ち戻ることで、 アートをより広い視野から議論していきたい。そもそも「芸術」 は存在しなかった。 絵師がどのようにアーティストになっていったのか。 私たちの知る巨匠たちはクライアントからの注文で仕事をしていた が、クライアントとアーティストの関係はどのようだったのか。 そしてイノベーションはどのように生まれたのか。 今こそ考えなければならないアートの意味を解き明かす。

Read More

ダイアログ:デザイン思考とは何だったのか?デザインアクティビ ズムへの展開

2000年代にデザイン思考の普及をリードし、この領域を作り上げてきた リ・パブリック田村大氏に、デザイン思考の歴史を振り返りながら、現在取り組まれているデザインアクティビズムへと至るご自身の軌跡を辿 っていただきます。田村氏との対話を通してデザイン思考とは何だったのか、そして現在の最先端のデザインとは何かを談論します。

Read More

ダイアログ: 佐藤可士和の創造性を読み解く

佐藤可士和氏のデザインを読み解き、その創造性を分析します。創造性とは天才的個人の内面から湧き上がるものではなく、社会をよく見て世界観をつくることです。佐藤可士和氏の代表的なデザインである「ユニクロ」を題材に読み解き、佐藤氏との対話を通して、現在イノベーションを起こすためには何をするべきかを議論します。  

2022年11月11日(金) 16:00-17:30
京都大学 吉田キャンパス

Read More

ダイアログ: ラグジュアリー文脈にふさわしいデザインの選び方

10月20日に京都クリエイティブ・アッサンブラージュのダイアログを実施します。ダイアログはデザインや創造性について議論するオープンなイベントです。様々なトピックを議論していきたいと思います。初回は、ラグジュアリーについてです。是非ご参加ください。

10月20日(木) 18:30-20:00
オンライン(zoom)
申込ページ(peatix)からお申し込みください。

Read More

See more topics

Newsletter

事務局: 606-8501 京都市左京区吉田本町 総合研究14号館103 京都大学 経営管理大学院