京都クリエイティブ・アッサンブラージュは新しい世界観を提示することで時代を切り開く人材を育成します。現在、成熟した資本主義をはじめ社会の基礎となる枠組みや価値観そのものが揺らぎ始めています。

その結果、旧来的な枠組みによる問題解決やニーズの充足を目指しているだけでは、価値を創造することができなくなってきています。それらの価値創造は、人々を一時的に満足させることはできても、揺さぶり突き動かすことはできません。

時代を先導し、大きな価値を産み出すためには、緊張感や違和感を伴いながらも、新しい社会へ人々が一歩足を踏み出せるような「世界観」をつくり上げねばなりません。

新しい世界観を生み出す創造性は、決して限られた人が持つ特別な力ではありません。社会の微妙な変化を感じ取り、小さな読み替えをしていくことから始まります。

京都クリエイティブ・アッサンブラージュは、社会をよく見て表現する人文社会学的視点、別の現実を作って体験することで日常を捉え直すスペキュラティブなデザイン、そして既存の枠組みを宙吊りにし安易な結論づけを妨げるようなアートの実践にそれぞれ触れることで、新しい世界観をつくる力を導きます。

ジェンダーとメランコリア

前回はジェンダーのパフォーマティヴィティにおける身体のカタさについて議論しました。次に、ジェンダーの呪われた側面について議論したいと思います。これが私たちのアプローチにとて、とても重要となります。ジェンダーについて考えるということは、人がどのように社会的な主体になるのかという問題について取り組むことです。主体がどのように形成されるのかという点について...

Read More

ジェンダーのパフォーマティヴィティ

エステティック・ストラテジーの構想は、実はあまり明示的には議論していませんが、ジェンダーのパフォーマティヴィティの議論に大部分依拠しています。エステティック・ストラテジーを理解しやすくするためにも、一度ご説明しておきたいと思います。後編はこちらです。

Read More

ダイアログ: アートの前衛をつないでいくビジネス -アーツアンドクラフツ運動に始まる英老舗リバティの試み-

この数年間、特に日本のなかで「アートがビジネスに役立つ」 と言われます。 思考や行動パターンなどいろいろな点からアートが評価されていますが、「アートヒストリーがビジネスに役立つ」 とはあまり聞きません。しかし、 アートヒストリーの追求がビジネスに貢献する力は軽視できません 。

Read More

Newsletter

事務局: 606-8501 京都市左京区吉田本町 総合研究14号館103 京都大学 経営管理大学院