カナダのモントリオールに本社を置き、光、映像、音楽などを用いたメディアアート・エンターテイメントで世界をリードするMoment Factory。今回は、Moment Factory東京スタジオより、クリエティブディレクター、メリッサ・ワイゲル(Melissa Weigel)氏をお迎えし、その取り組みをご紹介いただきます。特定の場所の意味を踏まえ、エンターテイメントとしての最先端を追求しつつ、事業を成立させる制作プロセスについて事例を交えて議論します。

登壇者

Melissa Weigel (クリエイティブディレクター)

体験型マルチメディアデザインおよびエンターテインメントの分野で活躍するクリエイティブディレクター。2002年の設立以来、メディアアート&エンターテインメントスタジオであるMoment Factory(モーメントファクトリー)でリーダー兼イノベーターとしての役割を果たす。受賞歴のあるチームの主要メンバーとして、舞台や公共空間のための感動的なコンテンツを作り出すことを専門としている。メリッサのインスピレーションは、創造性が人々を意味のある形で結びつける力を持っているという信念から来ている。メリッサはモーメントファクトリーのクリエイティブな道を切り開いてきた。2002年以降、彼女は数百のプロジェクトを監督し、サポートし、新たな才能を継続的に指導してきた。彼女は舞台や没入型体験のために数々のオリジナル作品を執筆し、監督してきた。正式に訓練を受けたダンサー兼振付師としての顔も持つ彼女独自の視点は、さまざまな分野をシームレスに融合させる。彼女の代表的な作品は以下のとおり。 シルク・ドゥ・ソレイユ、マドンナ(MDNAワールドツアー)、セリーヌ・ディオン(シーザーズパレス、ラスベガス)の舞台演出などのワールドクラスのクライアントを始め、2020年東京オリンピック閉会式で世界初のバーチャルオリンピックリングディスプレイも手がける。さらに、ロサンゼルス国際空港などの公共空間のための画期的な永久アートインスタレーションの創造も主導した。
2022年、メリッサは日本に移住し、現在はモーメントファクトリーの東京スタジオのクリエイティブビジョンをリードしている。彼女は新しい環境に深く感動し、ユニークな人々と予期しないアイデアを結びつけるという彼女の情熱を日本で日々表現している。
Moment Factory(モーメント・ファクトリー)は幅広い分野のエキスパートが集まったマルチメディア・スタジオです。 Moment Factoryは、映像、照明、建築、音響、特殊効果といった様々な専門分野を統合し、世界中の人々が忘れられない体験を提供することを目的としています。 現在はカナダのモントリオール本社を始め、東京、パリ、ニューヨーク、シンガポールに拠点を持ち、2001年の創立以来、オリジナル作品である「ルミナ・ナイトウォークシリーズ」を含め550以上ものユニークなプロジェクトを世界各国で展開。 チャンギ国際空港、ディズニー、マイクロソフト、ソニー、安室奈美恵、韓国・パラダイスシティ、モントリオール・ノートルダム大聖堂、シンガポール動物園、吉本興業、ユニバーサルスタジオなど、様々な国のクライアントとのコラボレーション実績を有しています。   https://momentfactory.com/

*現在、京都府立植物園100周年を記念して、Moment Factoryが手掛けるLIGHT CYCLES KYOTO(ライトサイクル キョウト)が10月18日から12月26日まで開催されています。