京都クリエイティブ・アッサンブラージュは社会人を対象にした創造性育成プログラムです。 人文社会学、デザイン、アート分野で京都を代表する3大学の講師と創造的実践の第一線で活躍する実務家が集結し、6ヶ月の課程を通して社会を読み解き、新しい時代を表現するための考え方や方法を学びます。これからの時代を切り開く実践を日々模索している方々の受講をお待ちしてます。
受講者像の一例
開催時期: 2023年9月〜2024年3月
受講料: 250,000円 (税込 275,000円)
履修時間: 約90時間
定員: 20〜30名
場所: オンライン、京都大学、京都市立芸術大学、京都工芸繊維大学 ほか。1ヶ月に1回程度京都で対面で実施します(週末を中心に計画しています)。
受講形式: オンデマンドで講義を配信し、事前課題をしていただいた上で、オンラインあるいは対面でリアルタイムセッションを行います(反転形式)。リアルタイムセッションは、週1回程度実施します(定時後や週末などを利用します)。
2012年にリーディング大学院デザインスクールを立ち上げ、情報学、機械工学、建築学、認知心理学、経営学が領域横断で新しいデザイン学を学問として確立してきた。特に、 社会や文化のデザインを追求し、本プロジェクトの構想の基礎となる考え方を探求してきた。今回新たに、美術史、美学、メディア学などの教員も参加し、創造性実践を深めていく。
数多くの現代アーティストを輩出してきたアートの本流であり、40年以上の伝統を持つ「総合基礎」など評価の高い教育プログラムを実践している。これらの知見をもとに、新たなアート思考を練り上げる。昨今、ビジネスがアートとの関係を捉え直そうとしているが、同時に、アート側も資本主義との新しい関係を模索している。このことを踏まえ、単にビジネスがアートを飼い慣らすのではなく、相互に刺激し合う、建設的なアート思考を探求する。
2014年から、国際的なネットワークを構築し、サーキュラーデザインやアルゴリズミックデザインなど、最先端のデザイン実践を行なってきた。この定評のあるデザイン実践と教育とアートの要素を節合し、学術的な基盤と相互作用することで、新しい創造性を模索する。
参画企業はこれから増やしていきたいと考えています。
ヤマハ発動機株式会社
ソニーグループ株式会社
株式会社野村総合研究所
株式会社資生堂
株式会社IHI 他
京都経済団体(京都商工会議所、京都経済同友会、京都工業会)
地域金融機関(京都信用金庫など)
京都府・京都市
公的支援機関 (一般社団法人京都知恵産業創造の森,公益財団法人 京都高度技術研究所)
京大オリジナル株式会社(京都大学100%子会社)
パート1では、社会をよく見て、新しい世界観を表現するアプローチを理論と実践を通して身につけることを目標とする。科目1「歴史をつくるイノベーション」ではまず人文社会学の理論や実際の事例に触れることで、エステティック・ストラテジーが提唱する、社会をよく見て、語り得ぬ「敗者」を救済する感覚を養う。科目2「イデオロギーの星座」では受講生各自が具体的な事象を取り上げ、多角的な分析を行うことで、その背景にあるイデオロギーを読み解く。これら科目1、2での学びを踏まえて、科目3「時代を表現する」では自らの事業領域を対象に、感性的秩序を宙吊りにする新しい世界観を提示できるような事業戦略を立案し発表する。
プログラム前半 3ヶ月
山内、弦間、佐藤
批評的に新しい世界観を表現するアプローチを理論と実践を通して身につけること、そしてビジネスに活かすための新たな生態系を生み出すことを目標とする。
科目1「Design for Defuturing and Speculation」(仮)ではまず、スペキュラティヴ・デザインの理論や実際の事例に触れつつ、自分自身が未来シナリオをつくり、そしてその世界を体験し「いま・ここ」ではない社会を生きる感覚を養う。 科目2「Design for Multispecies and Deep Care」(仮)では、非人間の参与を含む多様な利害関係者の相利共生の可能性を探索すべく、拡張ステークホルダーマップの作成を行う。 これら科目1、2での学びを踏まえて、PBL「Business Ecology」では自らの事業領域を対象に、批評的・未来思索的・包括的なビジネス・エコロジーを立案し発表する。
プログラム後半 3ヶ月
水野、水内、川地、田島、田村、内田
パート3では、身体を使った表現行為により、自明・前提・常識を溶融し、社会との関係や共感を創造する視座の獲得を目標とする。全5回の演習では、視覚で得ている情報の深度を増す表現、無意識のうちに反映している自己の価値観を意識化する表現、視覚に依拠した“見る”を五感で“みる”に拡張する表現等を行う。演習時には、適宜、テーマに沿った講義も行う。
舟越・辰巳・富田・石川・石原・伊藤・金氏
様々なテーマで、起業家、アーティスト、デザイナー、学者など多様なスピーカーを招き、議論する機会を作る。
プログラムの日程を考慮しながら、不定期に実施する。 基本的にはオープンで無料であるが、受講生は優先的に参加できる。
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